ディズニーのトレジャープラネット、ロルカナでもキャラクターがたくさん出てきて気になってたのですが、ようやく観ました!
なんだか、いわゆるプリンセスとかの世界とはかけ離れたいまいちディズニーっぽくない、昔のマイナー作品かなと思ってたんですけど、なんか、思ってたよりずっと良かった!
いやぁアメリア船長が好きすぎました……
とにかく品が合って堂々としてて頭も良くて、でもいざというときは自分の身を投げうってでも船員の命を第一に考えて行動する。憧れる~!
後半はいろいろいい感じになってたけど、あれは断じてツンデレではない。素敵なことを素直に素敵と感じて口にも出せる人(?猫?)なんだよね。尊敬!
クモのディランは本当にただの悪いやつだった。
裏もなんにもなくて、っていうか裏返してもただずっと悪いやつだった。
ロルカナでも、当たっても嬉しくないレジェンダリー枠だったりして、そういう意味では期待や予想を全く裏切らないすごいディランだった。ある意味すがすがしい。
あと思ったんだけど、副船長は、なんかもう……いちばん不遇なキャラじゃない?
立場も説明もなく、なんか優秀な雰囲気でたぶんすごいこともできる人(岩?)だと思うんだけど、なんか陰謀に巻き込まれて、最後までいいところがないまま、結末も見ることができなかったのがかわいそう。
シルバーとジムの関係はよかったです。
父親未満・相棒以上、みたいな立ち位置が描かれてて、お決まりの上げて下げて上げるパターンは、ある程度予測ができる心地のよいはらはら感と安心感でした。
観る前は、ジョンシルバーがこの作品のディランだと思ってて、厨房あたりからどんどん性格が悪くなっていくのかなと思ってたら逆だった。ずるいねぇ。
フリントは、あの人は最終的に何がしたかったのかよくわらなかった!宝に囲まれて自分が朽ちていくことが本当に幸せだったのかしら。
伝説の海賊のわりにはずいぶんと小さい人だったのかなぁとか思ったんだけど。。
今書いててわかった!
フリントは、結果的に伝説の海賊としてもてはやされることになったけど、根っこはきっと伝説の罠師なんだ!それなら宇宙中の富を集めていたのにも納得がいく。
その富を使って星をまるまる罠にして、とびきりの大物が罠にかかるのをコーヒーでも飲みながら一人甲板に座って待ってた。そして彼にとってはそれが一番の幸せな時間だったに違いない。なるほど!!同じ罠師として理解できます!
てことでつらつらとネタバレ感想を書きましたが、総合すると、本当に観てよかったです♪
スチームパンクの世界観やキャラデザインが今見ても斬新だし、リマスターなのかわからないけど時々はさまる3Dや背景も美しい。
主要キャラクターはしっかり魅力的に描かれてる。まぁわたしはとにかくアメリア船長ラブ。
ラーヤもそうだけど、世間がディズニーに求めるものとは少しかけ離れているかもしれないからいまいち人気がないのかも?
でも、作品とか世界観とかはとても素敵だった。もっと早く観ればよかった作品のひとつでした✨
サムネイルは「アムニェカがトレジャープラネットの世界にいたら」でニェモスが生成してくれました。



