「ビーとパピーキャット(Bee and PuppyCat)」というアニメをみはじめました!ARCANEっていうアニメのシーズンも終わって、せっかく月額払ってるから他にも何かないかなーとNETFLIXを見ていたら「この絵柄でアメリカアニメ?何か裏があるに違いない…!」と思ってみはじめた作品です。まんまとハマってしまいました。日常とファンタジーが交差する世界観だけではない、アートでシュールな魅力が広がる作品です。
今はまだ前半までしか見ていませんが、その独特な空気感がすでに私の創作にインスピレーションを与えてくれているので、ここで記事に残しておこうと思います。前編はネタバレなしです。
かわいい世界観に潜む奥行き
この作品の特徴は、どこか脱力感のある日常描写と、突然訪れるファンタジー的な出来事が自然につながっているところです。
主人公であるビーの日常は、失業や生活の困難といった現実的な問題と隣り合わせ。でも、その中に突如として現れる謎の生き物パピーキャットとのやりとりと不思議なアルバイトを通じて、現実の枠を超えた物語が展開していきます。シーンごとに情報量が多い。前半しか見てない現状では、単にシュールな演出なのか、それとも後で回収される伏線なのかはわかりません。
主人公のビーが好き
ビーは一見マイペースで少しだらしなく見えるし、たぶん実際にそうなんだけど、その行動の裏にはとてつもない強さがあるんじゃないかなと思っています。
あんなに自由で優しくて強い人でありたいものです。それと、人に頼るのがめっぽう苦手な私としては、「借り」カードいいなって思いました!私も作ろっかな。。
これがアメリカの作品で、キャラクターの個性をジェンダー論的に考察するのもかなりおもしろいと思います。
汚さも含めて「日常」として包み込む
また、この作品は「人間の汚さ」とか「日常の闇」を隠すことなく、それらはコミカルかつシュールに柔らかく表現されています。
こういうのは普通、劇的に描くことで非日常を消費させるのがエンターテイメントだと思うのですが、「ビーとパピーキャット」ではそれを(今のところ)一貫して日常の一部として描いていて、包み込むような優しさすら感じさせます。
こういう描かれ方をすると、コンテンツは視聴者の消費の枠をはみ出る。心にちくちくくる。
創作活動への刺激
まだ前半しか見ていないけど、この作品が私の創作活動に与える影響は大きそうです。
特に、その世界観と音楽の親和性が私にとっては大きな刺激というか、「そうか!やっぱり!」となっています。
私が持っている音楽バックグラウンドはジャズだけど、私が表現したいものって結構ミニマルなエレクトロやチルアウトが合うよねーと再確認したりして。まさに次のアルバムのためにそういう曲を作っている最中なので余計に。
もっと細かいことや具体的なことは、アニメ全編を見終わってからネタバレも含めて後編で掘り下げていく予定です!たぶん限定公開になりますので、もしよかったらPatreonでのご支援もご検討くださると嬉しいです。「借り」カード配布する?
関連リンク
まるで夢の中みたいなシュールで可愛らしい世界観✨
『ビーとパピーキャット』は失業中の女性ビーと謎の生き物パピーキャットの物語。
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September 6, 2022