プレオープンに参加して
2025年8月、VRChatの新しい音楽拠点「タワワレコード」のプレオープン説明会に参加してきました。
少し前のことになりますが、このたび定期ジャムセッションのEMN Jamの会場としてお借りすることになりましたらので、改めてご紹介も兼ねて説明会への参加レポートをしたいと思います!
V-kitazawa AWAKEなど関連施設や駅との位置関係も、見る人が見れば分かるようになってるみたいです。
説明は、タワワレコードのこれまでの歩みや今回導入される新しい仕組みについて店主のがそさんから直接お話を伺う形で進行しました。
タワワレコードの歩み
タワワレコードの始まりは2020年。初代店舗ではわずか12曲しか展示できず、新しい音源が入るたびに入れ替えが必要な状況だったそうです。その後、2023年からは二代目の店舗として拡張され、YouTubeとの連携によって96アーティスト・192アイテムを扱えるようになり、アーティストごとのブースや小規模なライブイベントも実現できるようになりました。そして今回の三代目店舗では、なんと300を超えるアーティストと600点近いアイテムに対応できるそうで、展示の規模も表現の幅も格段にパワーアップしました。
もちろん、アムニェカのアルバムも新店舗で展示いただいてます(人”▽`)感謝
新しい仕組みと機能
今回のリニューアルで特に印象的だったのは、展示の仕組みが単なるレコードショップの体験を超えて、アーティストへの還元につながるよう設計されている点です。展示アイテムから直接YouTubeやBoothのページにアクセスできるようになって、再生数や購入がアーティストに還元される仕組みになりました。さらに、ライブエリアには投げ銭機能が備わり、インストアライブを開催した際にはお客さんがその場で支援を送ることもできたり、物販コーナーも新たに導入されてアルバムやグッズなどをその場で紹介できるようになったのも、アーティストにとってはとても大きな助けになると思います。加えて、専用のVRChatグループが今後運営され、アーティストやグループによるイベントや新譜展示の告知が行えるようになるとのことで、コミュニティの交流にも今後注力していく姿勢がわかりました。
にぇか所感
説明会を通じて一番心に残ったのは、やっぱりがそさんの「VR音楽の発展に貢献したい」という姿勢でした!がそさんのお話の仕方はやわらかく淡々としていますけど、お話や実装の内容からはその根底にある熱意が強く伝わってきて、あらためてタワワレコードという場の存在意義を感じました。私自身もこれまでアルバムを展示していただいてきた立場として、恩返しをしたいという思いが強まりましたし、EMN Recordsとしても相性の良い活動拠点になるのではと期待しています。
たとえば、今回叶うこととなったタワワレコードでのEMN Jamの開催以外にも、展示曲をフィーチャーしたインストアライブなど、ここならではの企画も考えてみたいです。いくつか控えているアルバムリリースの際にも、PRの場としてご一緒できたらとても心強いです。会場の廊下にはEMN Recordsのポスターも掲示していただいていたのですが、プレオープン時に写真には映らなかったことをご報告すると直後にすぐにワールドを修正してくれました。こうした細やかな気遣いからも、音楽シーンに対する愛情を感じました✨
第45回のEMN Jamはタワワレコードさんでの開催となりました!
これからに向けて
タワワレコードは「多くの人がバーチャル音楽と出会う入り口」であり、「常にアップデートされる展示の場」であり、そして「アーティストに還元される拠点」として進化を続けています。プレオープンを体験して、その理念と仕組みの両方がしっかりかたちになっていることに感動しました。EMN Recordsというコミュニティを運営する立場としても、負けずにがんばりたい!と思いました。これからさらに多くのアーティストやリスナーがタワワレコードに集まって、新しい音楽との出会いが生まれていくと思いますが、その過程にぜひ関わっていきたいです。