こんにちは!EMNリアル支部長のつゆぽんです!
2025年1月3日、新年の三が日真っ只中に、EMN Real Jam 新年会セッションを開催しました!会場は、いつもお世話になっている横浜関内の老舗ライブバー「Farout」さんです。
今回はなんと、お正月にもかかわらず25人以上の方が参加!さらに、日本各地からもたくさんの方が集まり、大盛況となりました。ご参加いただいた皆様、本当にありがとうございます!
驚異の11時間セッション
今回のセッションは、12:00〜23:00という驚異の11時間開催。普通では考えられない長時間セッションですが、そのおかげで得られる魅力も多くありました。
1. じっくり対話と交流ができる
参加者一人ひとりと演奏だけでなく、人柄や音楽のバックグラウンドについても深く知ることができました。
2. 多彩な音楽スタイルを尊重できる
幅広いジャンルやスタイルに挑戦し、いろいろな人と音を合わせる機会が増えました。
3. 演奏機会の均等化
特にドラムのように一度に1人しか演奏できないパートの方も、演奏機会を多くできました。
4. 濃密な交流
普段の短時間セッションでは難しい「試行と挑戦」を繰り返し、より深い音楽的なつながりが生まれました。
実際、今回はできるだけ多くの組み合わせでメンバーを選び、それぞれの個性を活かす工夫をしながらセッションを回しました。その結果、多彩で魅力的な演奏が生まれ、多くの方に楽しんでいただけたようで、嬉しく思います。
今後の計画
とはいえ、1日中のセッションは参加者・ホスト・お店にも大きな負担となるため、今後は隔月で4時間程度のセッションを開催しつつ、年に1回こういった大規模なイベントを企画していけたらと思っています!
バーチャルセッションについて
EMN Jamは、VR空間でYAMAHA Syncroomを利用した「自宅から気軽に参加できる」ジャムセッションです。月2回開催されており、私も月に1回ほどホストとして参加しています。
このバーチャルセッションの最大のメリットは、自宅から日本全国、どこにいる人とでもセッションできるという点です。一度環境を整えれば、PCを立ち上げてボタンを押すだけでセッションができる。これがどれほど画期的なことか、参加して実感しています。
特に、次のような理由で参加される方が多いです:
- セッションができるお店が近くにない
- 初心者でリアルセッションに参加するのはハードルが高い
- お店に行くのが負担になる
バーチャルセッションは、環境的に難しい方々にとって非常にありがたい場となっています。
家でできるのにリアルイベントをやる意義
一方で、バーチャルセッションには情報量が不足してしまうという大きな弱点があります。
リアルセッションでは、演奏中にアイコンタクトや身振り手振りを使ったコミュニケーションが可能で、プレイヤーの表情や生音のダイナミクスなども伝わります。また、楽器の役割やニュアンスもリアルならではのものです。
バーチャルではこうした情報を再現することは難しく、演奏がテクニック頼りになってしまうこともあります。また、演奏後の細かいフィードバックや同じ楽器同士の会話など、リアルの場でしか得られない交流も少なく感じます。
これらの点を補うために、EMN Real Jamを開催しています。ただのバーチャルセッションのオフ会ではなく、リアルの場を中心に活動する方々にとっても、音楽を通じて人生を豊かにする場所を目指しています。
最後に
本年も、音楽でつながるコミュニティ作りを大切にしながら活動を続けてまいります。どうぞよろしくお願いいたします!
つゆぽん
三露采市(つゆぽん)
EMN Records リアル支部長
1993年7月28日生まれ、長崎県出身。ジャズドラマーの父とクラシックピアニストの母を持ち、幼少期から多様な音楽に親しむ。中学時代に吹奏楽部でパーカッションを始め、高校からドラムを本格的に学ぶ。
2013年と2016年に、父が所属するビッグバンドがニューヨークのジャズピアニスト秋吉敏子氏とその夫ルー・タバキン氏と共演した際、数曲を共に演奏した経験がジャズへの情熱を深める契機となる。
現在は仙台市を拠点に、地元ミュージシャンとの共演やオリジナル楽曲の制作、インターネットを通じた他地域のアーティストとのコラボレーションなど、幅広い音楽活動を展開している。レコーディングは主に仙台市内の外部スタジオで行い、ジャズを中心にブルース、ロック、ポップスまで多彩なジャンルで演奏・録音を行っている。
自由奔放でありながら、周囲の演奏をしっかりと聴き、一緒に歌っているような前進し続けるビートが特徴。現在は、EMN Recordsのリアル支部長として、音楽コミュニティの発展にも力を注いでいる。